NHKBSプレミアム アーカイブスで山田太一原作のドラマ「ながらえば」を観た。
寝たきりの妻を名古屋の病院に残し、富山に転勤する息子一家と暮らさなければならない老夫。しかし妻に会いたいという思いは日ごとに強まり、ある日彼は名古屋へ向う列車に飛び乗ってしまう。だが、ふとしたことから途中下車を余儀なくされた彼は、そこで、今しがた老妻に先立たれた旅館の主人と知り合うことになる―。
※第23回モンテカルロ国際テレビ祭 ゴールデン・ニンフ賞(最優秀演出賞)、第37回芸術祭優秀賞受賞、第10回放送文化基金賞本賞ほか受賞

1982年放送作品だから31年前の作品だというのに、現代の家庭が抱えている
問題そのものなのに驚いた。
商売柄、色々なご家庭の内情に接する事があるが、高齢所帯の悩みは今も同じ。
連れ合いに先立たれ、あるいは病気で、去りがたい気持ちを断ち切り
住み慣れた土地を離れて、身内に引き取られていく方の嘆きを聞く事も多い。
引き取ってくれる身内が居るという事だけでも、有り難いことかも知れないが。

今は亡き宇野 重吉さんと笠 智衆さんがしみじみと語り合う場面は心に沁みた。
以前に観た記憶があるが、その時と、歳を重ねてから観る今とでは全く違うものがあった。
(5月11日午前1時45分から再放送があるそうです)
バラエティはめったに見ないのだけれど「新体操」「藤村女子」という言葉に反応して見た。
昔から藤村女子高等学校は体操界では有名だったから。
藤村女子高校は日本で初めて「女子新体操部」ができた学校!これまでに夏のインターハイ19回の優勝をはじめ、秋の国体、春の選抜大会の三大大会で41回の優勝を誇る新体操界の超名門校!当然、選手層も厚く、熾烈なレギュラー争いが日々繰り広げられています。そんな中、顧問の先生から「全国大会をなめるな!」と厳しい言葉が!実は、常勝を誇った藤村女子はここ3年間日本一から遠ざかっているのです。そのため、今回の選抜大会に懸ける思いは並々ならぬもの。藤村女子高校の覇権奪回は成るのか!?

そして、体操の演技よりも顧問が部員を指導する厳しい言葉を耳にして驚いた。
みきを叱る母親の口調にそっくりじゃん。
えっ、今の大人は子供を指導する時、有無を言わせないこんな物言いで指導するんだ~
これが当たり前なの ?  信じられなーい ! !

自分の人生を振り返って、こういう有無を言わせぬ言葉で押さえ込まれた記憶はない。
親や教師に手を上げられた記憶もない。
だから、理不尽とも思われる現場に遭遇すると、我が事のように傷ついてしまうのだろうか。
私の今までの数十年間は「甘ちゃん」だったって事 ?

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索