38年前の8月1日、安定したサラリーマン生活に終止符を打ち、北海道に帰って来た。

私の父の仕事を引き継ぐ為とはいえ、夫にとっては大決断だったと思う。

ここは私の地元で、夫にとっては友人の一人もいない土地である。

「良く決断したよねぇ」と、38年前を振り返ってそう思う。

私としては、真夏の炎天下をカバンを持って歩く夫の姿を想像して
「北海道で自営業もありかなぁ」という気がして、少し背中を押した。

それが今では沢山のお客様に頼られる存在になり、この年齢まで現役で仕事が出来る。

38年前の大決断は正解だった。

コメント

アミ
2015年8月2日7:49

おはようございます!
このお話を伺って、ちょっと、胸が痛みます。
実は、私の父も自営業。 跡取りの息子(私の弟)に背かれ、会社を泣く泣く、畳みました。
娘婿の主人が継ぐと言えば、父も喜んだことでしょう。
でも、主人は、男の子一人の身。 それに、商売には向いてない芸術肌の人。
孫息子(私の長男)が継ぐまでのつなぎでも良かった…と、今になって、後悔しています。
隔世遺伝と申しましょうか、我が息子は、祖父譲り。 商売に向いていたかも・・・。
今となっては、ほろ苦い思い出です。

naochan
2015年8月2日14:39

38年前、ご主人の決断がなかったら、今の生活はなかったわけですね。
人生って、どこに岐路があるかわかりませんね。

後から振り返って、あの時だったと思うのでしょう。
今のお二人のご様子をお聞きしていると、
まさしく「38年前の大決断は正解だった。」と思います。

witch
2015年8月2日22:48

♪アミさん
娘婿が商売を継ぐのは、口で言うほどたやすいことではありません。
商売を継ぐ気はないけれど、あれこれ言いたい私の兄二人が居た訳ですから。
夫は技術系の仕事をしていて商売とは縁遠い人間でしたが、誠実さでここまできました。
どの選択が正解だったかは、人生が終わる頃にならなければ判らないものです。

witch
2015年8月2日22:56

♪naochan
38年前の決断がなかったら、今頃は東京で年金生活を送っていたのかもしれません。
当時の先輩達と未だに連絡を取り合って繋がっていられるのは、幸せな事です。
私も当時の仲間の会に入れて貰って、年に一度の集いで楽しい時間を過ごしております。
こういう仲間意識は、今の組織ではなかなか無いことでしょうね。
幸せな時代に生きて来たと感謝しております。

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