夫は不要と思われるもの (特に本) をバンバン捨てるのが好きらしい。
しかも、私の物でも「これ、要るか ? 」と確かめずに処分するので、時々腹が立つ。
まぁ実際に、昔買って飾ってあるだけの文学全集などは、将来的に読む可能性がないし
さすがに私にお伺いを立てたので処分に同意した。

今日は息子達がこどもの頃読んだ本を整理し始めた。
「ドラえもん」のマンガシリーズや、科学や歴史の秘密発見シリーズ等はすでに処分済みで
残っていたのは、孫達が遊びに来た時に読むかなと思う良い本ばかりだった。

今日、夫が2階から下りて来た手に握られていた本は「母と子のおやすみ前の小さな童話」
息子達が小さな頃、眠る前に枕元で、いつも読み聞かせしていた本だ。
「それねぇ・・・・」と言いながら、何故だか涙が出そうになった。
雰囲気を察して、息子たちの本は本箱一つ分残してくれる事になった。
「ドリトル先生のシリーズ」や灰谷健次郎の本、ジュニア文学全集などが命拾いをした。

もっと年を取って、小さい字が読みにくくなったら読むのに丁度良いかも(笑)
「母と子のおやすみ前の小さな童話」は私の柩に入れて欲しい程愛着のある本だ。

コメント

naochan
2015年3月8日16:14

羨ましいです。
そういう本がある事が。
今の私の手元には、ありません。
今の家(夫の実家)に引っ越しをした際に
息子自身の手で捨てられちゃったかもです。

ま、あまり読んでやっていなかったのもありますが(涙

witch
2015年3月8日21:00

♪naochan
夫のサラリーマン時代は残業が多くて、徹夜明けにそのまま仕事なんて事もありました。
子供達が起きているうちに帰宅することが少なかったので、眠る前はいつも枕元で
本を読んであげて、母と子の大切な時間だったように思います。
それで、ふっと感傷的な気持ちになったのかしら。

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