祖母山下山後、熊本へ向かう為に乗った「南阿蘇鉄道」の車内でのひとコマ。
今の親は、何て忍耐強いのだろうかと驚き呆れた光景に出会った。

小学生以下に見える二人の少年を連れた二組の親子連れと一緒になった。
片方は、両親と祖父と少年二人の5人組、もう片方は母親と少年二人の3人組。
5人組の少年達が電車の中を走り回るは、座席を靴のまま歩くは
吊革にぶら下がってジャンプするはのやりたい放題。
それで足りずに3人組の少年にちょっかいを出し始めた。
「電車の中で走っちゃいけないんだもん」 と、最初はおとなしかった3人組の少年達も
周りの大人が誰も注意しないので、遂に加わって大騒ぎを始めた。

うるさがって座席を移動していた夫が 「オレが怒ってやろうか」という視線を
向かい側の離れた席から私に送った。
「よしなさい ! ! 」 と、私はそれを止める視線を返していた。
乗客の少ない小さい車両の中で、夫が叱責の声を出したら、その場は凍りつくだろう。
両親が付いて、祖父まで付いて、事の仔細を知っている運転士が無視しているのだから。

それにしても、今の親の辛抱強さには舌を巻いた。
私の子供がこんな傍若無人な態度を取って騒いだら、ビンタのひとつも呉れてやるだろう。
今の時代では、大衆の面前で叩くと虐待だと言われるのだろうか。
こうして育った子供達が担う時代を想像すると、暗澹たる気持ちになってきた。

コメント

ミハーハハ
2013年6月1日23:35

この親を叱ってやりたいです。
バカ親としか言いようがありません。


ダリア
2013年6月2日0:32

辛抱強いというより常識がないのです。
また、空気を読み過ぎ(?)て注意しない周りも悪いのだと思います。

witch
2013年6月2日19:44

♪ミハーハハさん
お祖父さんまで付いていながら何も注意しないとは・・・
南阿蘇鉄道の終点で一緒に降りた私と同年代の奥様と言葉を交わしたのですが
「よその子には黙っている方が良い」と仰っていました。
その子供達の親が、どんな人か分からないから、迂闊な事はできないです。

witch
2013年6月2日19:47

♪ダリアさん
今は、怖くて注意するのも躊躇われてしまいます。
一番先に注意すべきは運転士さんでしょう。
事故があったら責任問題ですものね。

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