山岳遭難に関するシリーズ5冊を図書館から借りて読んだ。
遭難の原因別に「滑落遭難」「気象遭難」「道迷い遭難」「雪崩遭難」
それぞれ7件の事例について、当事者に取材し詳細に分析してある。
殆どの山が歩いた事のある場所だけに、実感を持って迫ってきた。

私達は冬山には行かないから雪崩遭難はないし、
荒れそうな時は歩かないから、雷以外は気象遭難の可能性は少ない。
一番可能性があるのは滑落遭難だろうか。
滑落は誰にでも起こりうる事で、今まで私達が遭遇しなかったのは幸運だったと思える。
難所を越えてほっと気が緩んだ時、集中力が途切れた時が一番危ない。
今年はこの本で勉強した事を生かして、安全な登山に努めたいと改めて思う。

夫もすべての本を読んで、今までの山歩きに対する姿勢を反省していたようだ。
中高年の登山者に対して指摘される「体力・技術の過信」 が気になっていたし
私を置いてさっさと行ってしまう「我儘な態度」 も見られた。
どちらも反省したようで、それだけでもこのシリーズを借りた甲斐があったというものだ。
他に「山の突然死」を読んで、健康チェックする気になったようだ。
妻のアドバイスは聞かないけれど、実例を読むと納得してその気になるなんて
親に反抗する子供とよく似ているね(笑)

コメント

naochan
2012年3月15日0:37

>親に反抗する子供とよく似ているね(笑)
何だか、一文に笑ってしまいました。

witch
2012年3月15日0:50

♪naochan
そこだけ読んで笑ってもらえれば・・・・本望です(笑)

ミハーハハ
2012年3月15日8:37

私も以前witch さんが書いていらっしゃった「山の遭難」を、息子が山岳部に入ったときに二人でよみました。先日はヤマケイの小説「生還」を読んだばかりです。食べ物、飲み物はもとよりきちんとした装備も大切ですし、いつも「もしも」を考えながら行動しなくてはと、戒めています。我が家の場合夫は全て私任せで荷物から食料、どこの山に行くかもしらず、道の分岐点でもわあわあしゃべっていて調子にのると走っていっちゃうしで、是非この本、読ませたいです。

witch
2012年3月15日9:41

♪ミハーハハさん
我が家もミハーハハ家と似たようなものですが、行き先は二人で決め、荷物は各自です。
私はいつも、「もしも」を想定しているのですが、夫は「そんな事起こらない」でした。
ヤマケイの「ドキュメント遭難」シリーズを読んで、山の怖さに気が付いたようです。

夫婦では足の長さが違うので、長距離を歩くとどうしても差が出来てくるのは仕方がないのですが
前後にツアーがいると 「ピッチを上げろ、追い越すぞ !」とか 「追いつかれるな! 」
とプレッシャーを掛けるのが困りものです。
夫は心筋梗塞の既往症があり、心臓バイパス手術を受け、ステントまで入っているというのに
「オレは大丈夫」と言い張るのも心配の種でした。
でもこの「山の突然死」を読んで考え直し、数年ぶりに検査を受ける気になったようです。

hana
2012年3月16日1:21

witchさん^^

私は山のことも登山のこともど素人なんですが、いつも拝見しながら
登山って人生に似てるな、と思っています。
過去の経験から次のコースを見定めたり、天候次第で決断を迫られたりそれに快適な登山のためには日頃の訓練も必要ですし。
何だかwitchさんの生き方を拝見しているみたい♫♬
そんなことを思いました。

witch
2012年3月16日8:28

♪hanaさん
>登山って人生に似てるな、と思っています。
そうですねぇ。 きついコースをひたすら登っているときは 「もう、山登りは止めた ! 」
なんて文句を言いながら登ったりするんですよ。
でも頂上に立った時の達成感、素晴らしい眺望に恵まれるとさっきのぼやきは忘れて
「次はどこの山に登ろうかなぁ」 と話し合っているんですよ。
人生と同じですね。 苦労して達成感を得られなければ、次の目標が見えて来ないです。
性格によって違うでしょうが、私は目標無しには進めないです。

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