60歳を過ぎても虫歯が一本もない夫、稀少人物です。
しかし数年前からは、疲労やストレスで時々歯茎に異変が生じる。
歯茎に不快感を覚えた夫は、午後、歯科医に行って来た。

「結構な金額を払う患者が居るけど、入れ歯を買いに来るのか ? 」 なんて言うから
「出来合いの入れ歯なんてないのよ。型を取って作るんだから」 と教えたら
「へぇ~、よく入れ歯を置き忘れたとか言うじゃないか」 と驚いていた。
「総入れ歯にしても部分入れ歯にしても、型を取って作るのよ。既製品はないのよ」
「歯科医が作るのか ? 」
「歯科技工士さんが作るんじゃないの」 と笑い話になりそうな会話をした。

そう言えば、私も入れ歯の実物を見た事も触った事もない。
でもさぁ、老眼鏡じゃないんだから入れ歯が既製品で間に合うわけないじゃん(笑)

コメント

椿美
2010年12月18日10:37

父親は歯科医になりたての50年くらい前、福島の炭鉱町で僅かな期間、勤務したことがあるのですが、何時間もかけて更に山奥からやってくる患者さんの中には、ぶかぶかの総入れ歯をしている人もいたそう。聞くと、「死んだ父親のもの」とか、いう答えが返ってきた、とのこと。
サイズというものがあまり無い着物同様、日本というのは、古着、古物の文化だったのでしょうか。

祖父は、歯科医の家に奉公に出て、検定試験を受けて歯科医になりましたが、手先が器用で、祖父の作った凧は、村で一番あがったそうです。技工も自分でやっていて、庭に面した技工室で、ラジオを聴きながら、楽しそうに入れ歯を作っていました。
今は、技工は技工所に出すのでしょうね。何でも分業化は世の中の常なのでしょうか。

長文、失礼しました。

witch
2010年12月18日16:41

♪渡辺椿美さん
>長文、失礼しました。
とんでもありません。 コメントありがとうございます。

お下がりの入れ歯を使っていた時代もあったんですね。
入れ歯を無造作に置いてあったり、無くしたなんていう場面をテレビで見ますから
丁寧に歯形を取って作るなんて、思いもしなかったのでしょう (笑)

歯に詰め物をする場合や被せる場合は、上からと下から型を取って
出来てからは、かみ合わせは大丈夫かと、丁寧に診て下さいますよね。
そんな治療を受けたことがない夫には、入れ歯がどんなものか分からなかったのでしょう。
りんごなどもバリバリ丸かじりですから幸せ者です。

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