たまたま見たテレビで、遺族の依頼で遺品をすべて処理する現場を見た。

先立たれた奥様の部屋や遺品は生前のまま保たれ、
奥様を大切に思っていた様子が伺える。
ご主人が亡くなり血縁者は姪だけで、処理に困り遺品処理業者を頼んだ。
片付ける現場を見て、またまた重い宿題を貰ったような気がして気が滅入った。

子供でも、亡くなった老親の身辺整理はどうして良いか分からないほど負担になる事だろう。
本人にとっては宝物でも、持ち主が居なくなれば処分されるだけ。 ゴミ同然 !
あまり持ち物を増やさない方が良いなぁ。
何時、誰に処理をお願いするようになっても恥ずかしくないような状態にしておかなくては。

「俺は大丈夫だ。 お前に後始末をしてもらうから」 と言い置いて仕事に出た夫。
私は、無造作に本棚に突っ込んであった色々な資料を整理した。

最近、身辺整理をしようとか、死ぬ間際にどういう言葉を残そうかとか考える事が多い。
つか こうへいさんの遺書の「思えば恥の多い人生でございました」が頭から離れず
「私の人生も恥の多い人生だったなぁ」 と振り返る。
過ぎた事は仕方がない。 せめて残りの人生を綺麗に生きようと思うけど無理かな(笑)

コメント

chum
chum
2010年12月16日8:37

私の両親は、「人生の後片付け」といって、今年実家の荷物を1/3に減らしました。
あふれるほどあったモノが、ほとんど消えていて、二人で半年かけて処分したそうです。
同居の祖母が逝去した時に、非常に整理に困ったそうで、私達に迷惑を掛けたくないという親心からの行動だったようです。
納得行くまで処分できたら、「これからは新しい物に囲まれて過ごそう」と思い立ち
畳や壁紙を交換していました。ついでに洋服も(笑)これはどさくさにまぎれた感がありますが(^^)
一番良かったのは、母の気持ちがすっきりした事かなーと思います。
キレイな畳でキレイな布団で寝られるのが新鮮みたいです。

わたしの母も恥の多い人生と自分で評していましたが
「それだけしっかりいろんな事に関わった証拠。新しい恥もどんどん増やす」と意気揚々です(^^)

witch
2010年12月16日9:40

♪chumさん
そうですか、chumさんのご両親もそうですか。
同年代の人は同じようなことを考えているものなんですね。
家具などを買い替える時は 「もうこれが最後」と良いものを買うようにしています。
処分される運命の品でも、ちょっと見栄を張ってしまいます (笑)
どういう生活向きだったかと推測されますでしょ ?

chumさんのお母様の言葉は、私に勇気を与えてくださいますよ。

猿滑骸骨
猿滑骸骨
2010年12月16日11:10

遺品が長大ブログの場合はどうなんでしょうねえ(笑)。

witch
2010年12月16日14:53

猿滑骸骨様
長大ブログが遺品の場合、どなたかがパスワードを知っていれば「ワンクリック」で
処理は簡単でしょうが
これが恥で、本人が自覚していない場合は悲惨ですよね。
そんなことも考えながら書いていました (笑)

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