旦那様を亡くし一人で暮らしている、得意先のIさんから電話が掛かってきた。
納品伝票と請求書の違いが分からないようで、説明したら納得して下さった。
すると「私ね、この頃頭が変なの。息子にも母さん頭が変だと言われる」 と仰る。
「今、抱えている問題があるんだ」 と言うので、詳しく話を聞いた。

ある時、若い女性が訪ねてきて色々世間話をした。
その後、「札幌に行くのでこの品物貰って欲しい」 と言って差し出した品物を貰った。
話の途中で、「ここに名前を書いて頂戴」 と言われて名前を書いた。
で、数日前にM新聞の販売所から 「契約通り2月から入れます」 と電話が来た。
Iさんは驚いて契約した覚えが無いと言ったが、契約の署名を頂いたと言われた。
息子たちに言えば怒られるから言えない、と悩んでいるとの話だった。

「仕方が無いから、1ヶ月だけ今の新聞を止めてM新聞にしたら ? 」
「1ヶ月でなく3ヶ月だって言うし、生活保護で余裕が無いから新聞なんて取ってないの」
「それじゃ、市役所にでも相談してみたらいいんじゃない」
「支所に行って相談したら、名前を書いたのなら仕方が無いと言われた 」と困っている。
思い切って息子さんに話し、消費者センターで解決してもらうようにアドバイスして終わった。

話し相手が居なくて寂しい高齢者をカモにして契約を取る手口、許せないですね。

コメント

G−dark
2010年1月31日7:53

まあ! 腹の立つ話です。悪徳業者には心がないのでしょうか。
witchさんがおっしゃった通り、消費者生活センターへの相談がベストでしょうね。

naochan
2010年1月31日10:17

本当にひどい話です。
ふと、母を思い出し、自分も危ういと思う今日この頃です。

witch
2010年1月31日15:16

G-darkさん
景品を貰って名前を書いたのだから、自己責任だろうとも言えなくはないですが、
高齢になると判断力が低下する、それを利用してのこの手口は汚いですね。

「頭がおかしいなんてしょっちゅう言われたら、母さん自信がなくなるから言わないで」
と息子さんたちにも言った方が良いと助言したのですが・・・・
若い人には、老いにを恐れる高齢者の気持ちは、なかなか理解できない様ですね。

witch
2010年1月31日15:20

naochanもお母様が一人暮らしですからご心配ですね。

しっかりしているようでも、老いには逆らえないものがあります。
私もDNに書き込んでいる時に、適切な言葉が浮かんでこなくて退化を思い知る事があります。

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