いのちの分水嶺 その時、運命が決まった
生と死の分水嶺になったものは何か。
本人の選択と、偶然に近い出会い
やっぱり運命としか言いようがないのだろうか
著者が循環器科医師だから心筋梗塞の症例が多い
大学病院の教授と、親密な関係を築ける患者はそうはいないから
私たちは運を天に任せて「エイッ!」 と行動するより仕方がないのだろう。

しかし、大晦日に5合の焼酎と3本のビールを飲んで、入浴中に亡くなった知人
彼の場合は、生への道を進むことも可能だったように思う。
肝臓が悪いにもかかわらず、飲酒を制限されるのを嫌がって病院に行かなかった。
年越しのカラオケパーティ中であった為、戻ってこないのに気付いたのは1時間後だった。

夫の場合、心臓バイパス手術のほか3箇所にステントが入っているにもかかわらず
「もう治った」 と言い切って、妻の進言など聞こうともしないガンコさが危ない。
酒、タバコはせず、早寝早起き規則正しい食事、高血圧も糖尿病もストレスも何もなく
リスクファクターは 「家族性高脂血症」のみ、自覚症状がないだけにこれが曲者。

「この本読んだら・・」と渡したら 「字が小さいから読むのが面倒」 と拒否。
文庫本だから字は小さいけれど、「オレはまだ老眼ではない !」 とこの前言っていたのに。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索