「日本で一番早く美しい」といわれる大雪山系の紅葉のピークが予測できない事態になっている。
八月下旬の低温により例年にない早さで始まったものの、
九月に入って気温の高い日が続き、色づきが停滞しているためだ。
強い寒気が入り込んだ八月二十二日、道内各地点で八月の最低気温の記録を更新。
旭岳や黒岳の紅葉はこの前後から始まった。例年より十日ほど早いという。
ところが、九月に入ると太平洋高気圧の影響で気温が高めに推移し、
この間に色づいた葉が落ちてしまった。
ほかの樹木も、ぴりっと冷えないので色の変化が遅く、紅葉具合はいまひとつ。
「能取湖のサンゴ草の色も、何故かいまひとつ赤みが冴えない」 と係りの人が嘆いていた。
岡のコートのナナカマドも早い時期に紅葉し、すでに枯葉となって風に舞っている。
今年最後の山旅は、涸沢の紅葉の時期に合わせて奥穂高岳登山の予定。
例年通りの豪華絢爛、弾ける紅葉に出会えるのだろうか ?
コメント
四季の気温の移り変わりが順調でないせいですね。
気温に従順に反応している木々たちが可哀想な気がします。
元はと言えば、やはり、人間である私たちのせいで地球が温暖化しているからですよね。
文明の進化と共に失う物も多いようですね。
孫が生きる時代が平穏でありますようにと願うばかりです。