「痴呆が進み、壊れていく母の姿を見るのも世話をするのも辛い」
明るくて泣き言を言わない筈のMさんからのメールを受け取った。

一年前、ご主人の退職を機に母親の介護のためにこの地を後にしたMさん。
転居先が出身地であり、すぐに友達ができる順応性のあるMさんからだったので驚いた。
昨年11月の上京時にはお会いして、一緒に食事をして楽しい時間を過ごしてきた。
テニスサークルにも加わって活躍している様子だったのに・・・
娘さんが同居するようになって安心した為か、痴呆はどんどん進行して
今は、着替えの仕方さえも分らなくなりつつあるという。

介護に協力して下さるご主人に感謝しつつも 「帰れるものなら帰りたい」 と悩んでいる毎日。
すでにこちらはすべて整理して転居なさったのだから、引き返す事は叶わない。
ご主人は転居先には友人もつながりのある人もいないのだから、もっと辛い事だろう。

介護する側される側、自分をどちらに置き換えてみても辛い話である。

コメント

シマリス
2008年7月5日8:17

辛いお話ですね・・・。介護者同士情報交換しあう場所が有効なのだと、タレントさんでご主人のお母様の介護を長くされていた荒木由美子さんがおしゃっていました。転居先にそういう場所があるといいですね。もしくはNETとか。同じ環境や境遇の方との交わりや、友人の存在が大事なのかもしれません。お友達ご夫婦が、転居先でも早くお友達が出来るよう祈ってます!!

witch
witch
2008年7月5日10:11

シマリスさん  荒木由美子さんのお話は私もお聞きしました。
Mさんは兄弟夫婦が近くにいらっしゃるのですが、奥様が仕事を持っているとの事、
Mさんご夫婦にすっかり頼りきりで「こんな筈ではなかった」という思いもあるようです。
この辺はなかなか上手くいかない問題ですね。
私達夫婦はこれからは介護される立場になるわけですが「長生きするのもどうかな」と躊躇われます。
Mさんは社交的でお友達もいるようですが、お気の毒なのはご主人ですね。

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