心残り

2008年3月18日コメント (2)
友人から旦那様が「信じられないほどあっけなく亡くなった」との知らせを受けた。
風邪の症状、特に高熱が続いたため、かかりつけ医で受診。
かぜの症状が長引くと聞けば、素人でも白血病を疑うのだけれど
この方は3年前にガンの手術を受けていたため、医師はガンの再発を疑って検査を始めた。
全身どこにも転移・再発ガンがないのが判明したのが、受診後1ヶ月。
大きな病院に転院してやっと骨髄穿刺を行い白血病の診断が出た時には
ご主人にはもう、病気と闘う体力が残っておらず治療する間もなく息を引き取られた。

体育教師でスキーの指導員もされて、頑健な身体の持ち主だったけれど
抗がん剤治療で体力も失われている状態に、相次ぐ検査での体力の消耗。
ガン再発の不安による心理的ストレスも相当あったのではないだろうか。

友人は「何一つ治療もしない間に、あっという間に亡くなったのが心残りだ」と涙を流す。
受診時の血液検査で白血球が増加していたのだから、医師が既往症にこだわらなければ・・・
難しい病気だけに、早くに診断できていれば治ったとは言い切れないけれど
ずーっと続くであろう友人の心残りは、多少なりとも救えたのではないだろうか。

コメント

naochan
naochan
2008年3月19日20:40

もしも、私だったら・・・とやはり、考えてしまいます。
お友達のお気持ちを思うとやり切れません。
ご冥福をお祈りするばかりです。

witch
witch
2008年3月19日21:49

最近は調子も良くなって、今シーズンは負担の少ない歩くスキーを始めていました。
ハードなことはできないから夫婦でドライブを楽しもうと新車を購入したばかりでした。
急な病状の変化で息子さんを呼び寄せると間もなく亡くなられたそうです。

私も夫の心臓バイパス手術の時は後悔しかけました。
手術終了予定時間をかなり過ぎても終わらず、一人で待っていたときです。
手術を受けなければまだ生きられたのに、手術を受けたために命を失ったらと・・・
病気に関しては患者側は無力で、どうすることもできません。

白血病と闘って亡くなったテニス仲間のA氏も、臍帯血移植の際の低酸素状態に病院が気付かず
認知症になりお気の毒な一年間を過ごしました。
運で病気の予後が左右されることがないように、心から願いたいものです。

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