中学の担任教師の死亡記事、後に近隣町長を務めた方なので死因まで詳細に書かれていた。
80歳といえば平均寿命を超えているし、3人に1人がガンで死亡するのだから
「お気の毒に」という感想が一般的かもしれないが、かなり複雑な気持ちになった。

5年程前、お会いする機会があって健診で初期の肺ガンが見つかり手術を受けたとお聞きした。
「健診で発見されるとはラッキーでしたね」 と幸運を祝して乾杯し、楽しい時間を過ごした。
その後再発して闘病生活を送っていらしたとは、全く知らなかった。
ガンというのは侮れない、手ごわい病気だと改めて再認識させられた。

男子の体育の教師だったのでホームルーム以外の授業を受けたことはなかったけれど
スポーツ少女だった私は部活の方でいろいろお世話になった。
心が広い先生で、生意気盛りだった私が女教師とぶつかった時も
何も言わず見守って下さった。
当時は内申点など無かった時代で、入試は9教科のテストの点数のみで合否が決まったから
怖いものなど何も無い、今思うと恥ずかしいほど未熟な理論でぶつかっていた。
内申書を気にして学校生活を送っている今の子供たちに同情したくなるほど自由があった。

5年前、兄の担任でもあった先生はクラス会の二次会で「妹に会いたいな」と言って下さり
馳せ参じた私とお酒を酌み交わし、それはそれは楽しいひと時だった。
     合掌

コメント

naochan
naochan
2007年4月9日19:03

私、witchさんがその先生とお会いになった時の日記を
読んだような気がするんですが・・・違いましたか?

中学校時代の恩師なんて、すごいなぁ、と思ったような。

いずれにしても、訃報を聞いてお悲しみの事と思います。
お兄様を通じてお会いになれた事は、
きっと先生にとっても良い思い出になったと思いますよ。

合掌

witch
witch
2007年4月9日21:05

そうでしたっけ ? 書いていたのをすっかり忘れていました。
「早く見つけて手術で取りきれたからもう大丈夫、良かったよー」と喜んでいたんですよ。
やっぱりこの病気は執念深く攻撃してきますね。

最近書くのを控えているテニスのA氏も入院中で心配しています。

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