新年度から財政再建団体になる夕張市の退職予定者は152人。
現在の職員数は309人だからほぼ半数が退職することになった。
人口他諸々の条件からはじき出される適正職員数は150人前後だというから
総数的には妥当な数ということになるのかもしれない。

しかし退職者予定者の職階別内訳を見て驚いた。
部長職 12人 全員退職
次長職 11人 全員退職
課長職 32人中29人退職
主幹  12人中 9人退職
係長職 53人中33人退職
主査  23人中12人退職
一般職 166人中46人退職

給料が30%ダウンだと給料の低い層の収入は生活保護受給者より
少なくなる可能性もあるそうで、税金はアップ各種行政サービスはダウン。
生保家庭は税金なし、医療費無料とくればやってられないだろうと同情の気持ちもあった。
しかしさっさと辞めて夕張市を脱出(?)しようとしているのは今までいい思いをしてきた
役職者が全員と聞いて「オイオイ、責任は感じないのかい」と言いたくなってくる。

でも自分や息子がその立場に居たら、やっぱり退職の道を選びそうで非難はできないけど
夕張市でより生きられない人々の今後の生活ははどうなるのだろうかと心配だ。

コメント

Fruits
2007年1月11日10:06

夕張はとても近く、そこに一番近い大きな町は私の町なのでとても切なくなります

夕張メロンをたくさん買ってあげるだけじゃダメだし・・・

北海道自体が不景気なので打開策が見出せないけど
でも、なんとか頑張って貰いたいです

ダリア
ダリア
2007年1月11日11:30

お久しぶりです^^;

ニュースでチラッと見たりはしてましたが
「適正職員数は150人前後・・・」
そこからしてビックリですね
せめて上のほうの人に「給料が下がっても、住民と地域のために・・」と思う人はいなかったんですかねぇ
少なくともそれまでは「それなり」の給料を貰って家なり土地なりの財産を築いたんでしょうから。
これからの若い人は、まだそこまでいってないから退職も仕方ないように思われますが。

わが町も一昨年は合併問題に揺れ、他人事ではありません

ゆうゆう
2007年1月11日21:12

年で仕事ができるのではなく、経験が重要だと思う。

そう言う意味では、10年後の夕張市は期待できるのかもしれない。若い力でがんばって欲しいですよね。

witch
witch
2007年1月11日23:30

>Fruitsさん
「好景気なんてどこの国の話 ? 」 と思いますよね。
人口流出で商店も成り立たなくなりますし、小学校も一校だけになると言ってましたね。
今までごみ収集も無料だったというのも驚きです。

>ダリヤさん お久しぶりです。 今年もよろしくお願いしますね。

『夕張市職員数 類似市の倍も (2006年7月4日 読売新聞)
一般財源経費 半分は人件費
 財政再建団体入りを決めた北海道夕張市の職員数は、2004年度で類似市の2倍に上っていることがわかった。石炭産業の全盛期に大量採用した名残で、一般財源経費に占める人件費の割合は50%を超え、財政の硬直化に拍車をかけている。
市によると、04年度の一般職員、消防職員などの普通会計職員数は285人。これに対し、人口と産業別人口の構成比から分類した類似市と比べてはじき出される夕張市の職員数は143人だった。02年度から正常化対策により削減に努めているが、今年度も270人が在籍している。

一般財源経費に占める人件費の割合は、01年度55・6%、02年度50・0%、03年度50・3%、04年度50・9%。空知地方のほかの旧産炭地5市町(芦別、赤平、歌志内、三笠市、上砂川町)は、いずれも20〜30%台で推移している。』

北海道拓殖銀行や夕張市はしっかりしないとこうなるぞという見せしめにも思えてきます。

>ゆうゆうさん
山の中腹から上が吹っ飛んだ感じで、仕事はきちんと回っていくのでしょうか。
給料の高い部分がなくなって財政再建面ではプラスだとも考えられますけどね。
仰るとおり若い力で夕張市を立て直して欲しいものです。

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