単行本 小谷 みどり 岩波書店 ¥1,785

団塊の世代が高齢者の仲間入りをする影響もあって
日本は今後30年間 「多死社会」 が続くと予測されている。
責任感の強い団塊の世代は死後についても「子供に迷惑を
かけたくない」 という思いを持っている人が増えているという。
私達もそうだし、親の思いは皆同じという事なのかな。

団塊の世代から爪先分フライングしている私達夫婦。
子供達も自立し一安心ではあるが、将来的にも地元に戻ってくる見込みはない。
双方の親を見送り心配事が少なくなった今、残る気がかりは自分達の終末期と後始末の事。
後悔しない結論を出す為には十分な予備知識が必要だと思いこの本を読んだ。

お墓については役立つ情報も有ったがお葬式に関しては今ひとつかな。
外国の例を紹介する部分が多いが、ここは日本だからね。
すぐに役立つヒントを期待していたけど、少し物足りなかった。

コメント

Fruits
2006年10月11日17:55

去年 友人の遺骨は大好きだった海に散骨しました
本人の希望で・・・・

残したまだ若い奥さんを
お墓に縛らず自由にしてあげたい気持ちも
あったのかもしれません

私ならどうしてもらいたいだろう
どうするべきだろう

ずっとその事を考えています

witch
witch
2006年10月11日23:47

私も以前は自分の生きた証など残す必要はないと思っていました。
最近は、死んでいく者が色々注文をつけたら遺された人達にとっては
むしろ厄介で重荷だろうと考えるようになりました。
故郷を離れた息子達の心の拠り所として地元にお墓を用意するのも良いかなとも考えています。
お葬式も死者よりも遺族にとって、心の区切りとして必要なのかなという気もしてきました。

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