湯灌師

2006年5月2日コメント (4)
不謹慎ながら、湯灌師の鮮やかな技に見入り感動しました。
衆目の中、魔術師の様な手の動きで清拭し旅立ちの装束に着替えさせていく。
正に、プロの仕事師を感じさせました。

「この人は何故このような仕事に就いたのだろうか?
仕事が終わって、日常へは抵抗なく切り替えできるのだろうか ?」
悲しい筈の時間を不謹慎な想像をしつつ過ごしました。

納棺終了後、他の方達も同じような感動の言葉を口にしていましたから
あの30分間余、皆が特異な状態に置かれていたようです。

コメント

一砂 心
風雲児
2006年5月3日22:11

俺の父が逝った時、その手際の良さよりも、
若い方が、まるで自分の父のように、大事に大事に、
本当に丁寧に扱ってくれたことに感動しました。
そして不謹慎ながら、いいお金になるんだろうな、と思いました。
でも今考えれば、介護の延長線上の仕事のようにも思えます。

ちゃーまま
ちゃーまま
2006年5月3日23:11

witchさま。
遅くなりましたが、まずはお悔やみ申し上げます。
私の祖母はボロボロになるほど長い闘病で可哀想な姿で病院から出てきましたが、お父様と同じように彼女達の手で魔法のように生前のような美しい祖母に戻ったのを覚えてます。
彼女達のHPを読んだことがあります。
「亡くなった方を美しく生前と同じ姿に戻すことは生き残った方たちのため」
という文章が忘れられません。
残った私達は美しい姿で逝く家族を送ることでどこかで慰められているんだろうなと思いました。
最後になりましたが、お父様が安らかに天寿を全うされたことを想い、ご冥福をお祈り申し上げます。

Fruits
2006年5月4日1:43

おじいちゃんが亡くなった時は皆で拭いた記憶がありました
でも、母の時は20代の女性の専門職の方がいらして
見守ってる私達には見えないように鮮やかにやってて
皆で見入ってしましましたが・・・

明日明後日と気が張りますね
心配しています

witch
witch
2006年5月6日14:32

>風雲児さん
30分で5万円の報酬だとか。 
手・指を自由に動かすために関節を外したのではないかと思います。
最前列に座っていましたが、最初にそのような音を耳にしました。
このような場合に冷静に観察する私は不謹慎な娘ですよね。

>ちゃーままさん
父はひとつの苦しみも感じないで天国に行けて幸せな最後だったと思います。
たった一人で旅立つなんて、最後まで格好いいじゃんと密かに思いました。

>Fruitsさん
遺体が男性の場合は男の湯灌師さんのようです。
母が亡くなったのは半世紀近く前でしたから、装束は皆で一針一針縫って仕上げ
お湯を沸かして別れを惜しみつつ拭きましたね。

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