天寿を全うするというのもなかなか大変なものです。
父は抗生剤が効いて肺炎の影も薄くなり、安定した状態で眠り続けています。
意識のない眠りが永遠に続きそうな感じさえして来ます。
その姿を前に、この人の生きてきた軌跡を複雑な思いで辿っています。

 看護引継ぎの時、数枚の写真を前に談笑している3人がいました。
「どうしたの?」 と訊くと遺影選びだとか。 手回しの良い事で・・・
次兄には死亡広告の出し方に付いて私達の意向を問われました。
まるで死を待っているかのようなこんな対応、何とも嫌な気分です。

 私が死ぬ時は「駆けつけたけれど間に合わなかった」
子供達にも、そんなタイミングで連絡して欲しいと夫にお願いしておきました。
枕元で 「まだかまだか」 と待たれたくはありませんものね。
「最後に一目」とか、「死に目に会う」とか、そんなもの要りません。
自分の病み衰えた姿を見られるなんて、想像しただけでもゾッとしませんか。

コメント

なぎさ
なぎさ
2006年5月1日9:55

寝ているお父様、意識が無いように見えても耳だけは聞こえているそうです。

遺影選びがお父様のベット脇でない事を祈りますが・・・。

Fruits
2006年5月1日17:48

witchさん大丈夫ですか?

お父さまは意識なくても
witchさんの心の中きっと丸ごと伝わってるように思います

witch
witch
2006年5月1日22:45

秘密の方でお知らせします。

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