花を育てる余裕

2005年11月2日
花を育てる余裕
毎年バラの花をきれいに咲かせるお宅があった
今年は剪定もせず伸び放題
バラはそれでも自由に花を開いていた
数ヶ月前、死亡広告でご主人が亡くなられたのを知った
「看病でお花にまで手が回らなかったのね」と夫と話していたら
ご主人の後を追うように、奥様が亡くなられたのを知り驚いた
(初雪まで頑張って咲いている我家のバラのアーチ)
奥様は高校時代の同級生で、これまでの人生で不思議と接点があった。
少しばかり放送関係に関わった事。
同業種ライバル社に就職した事。
息子達が同年齢で同じラグビースクールに所属して、一緒に遠征に付いていった事。
“静と動“ “芸術系と体育会系”と相違点も多く、深いお付き合いはしなかった。

目の不自由な方の為にボランティアで朗読の奉仕をなさっていて
私も誘われたけれど、時間的制約があってお断りしていた。
最近、私も児童館で本の読み聞かせなどしたいと思い始めたのも彼女の影響。
文化的素養の高い方だったご夫妻の突然の訃報に驚いている。

もう一件。岡のテニスコートに行く途中の、歴史を感じさせるあるお宅。
花の季節には家の周りが手入れの行き届いたプランターの花であふれていた。
今年は一つのプランターも見当たらなかった。
「花を手入れする人に何か有ったのだろうか」と心配して通っていた。

花を美しく咲かせるのは、心と時間の余裕が無ければ出来ない。
今まで花であふれていたお宅の花が消えたら、心配な事情が起きているのだろう。
我家の庭木や花が乱れるようになる時が、少しでも遅いようにと願っている。

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