先日息子の彼女が「眠れないからお話ししてもいいですか?」と2階から下りてきた。
私も夜更かしは平気だから0時から2時頃まで話をした。
今までも長期休暇に遊びに来て、テニスをしたり弘前まで花見に行ったりと
打ち解けた仲だったから、缶ビールを飲みながらいろんな話をした。
別に難しい話をしたわけでもなく、京都旅行の写真を一緒に見て笑ったりして。

「父も母も私が希望通りの生き方をする事が、一番幸せみたいなんですよ」
「私が父と同じ会社を選んだことが何よりも嬉しいと、いつも言ってます」
そう話してくれる彼女を見て『この娘は両親の前ではいつも良い子でいたいんだな。
それも結構負担になって辛いだろうな』 なんてちょっぴり同情してしまった。

 そういう意味では私はひどい親かも知れない。
「何でも挑戦してご覧。貴方ならできる」なんて甘い言葉をかけた事はない。
子供の夢をいつも現実に引き戻す形で壊してきたかも知れない。
「ヘッドハンティングされてさぁ」なんて気分良く相談してきた時は
「美味しい話で引き抜くという事は、使えなくなったら切られるという事だよ」
「外資系はいいよ。同期でもマンション買って社内株も相当持ってるらしい」と言えば
「福利厚生は薄いし、安定性には欠けるよね」とか夢をぶち壊す言葉ばかり。
子供の足を引っ張るとんでもない親だったかも知れないと、反省 もどき。

誉めて成長させる事も無かったし、常に厳しい言葉を投げかけてきた。
彼女の親子関係を見て、今までの自分の親としての在り方に疑問を抱いてしまった。
それぞれ性格も違うから、兄弟でも違う接し方をする必要もあり
理想的な親の在り方なんて一概には言えないが、ちょっと考えるネタを貰った。

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