今、日本の製造現場を支えているのは、100万人にのぼるといわれるフリーターだとか。
実際に働く現場を映像で見て、日本の将来に暗澹たる思いを抱いてしまった。
安い人件費と雇用調整が容易なフリーターを活用することに依ってコストダウンを
図る企業に、捨て駒のように利用される若者達の将来は 、一体どうなるのか。

 終身雇用や年功序列を持ち出せば、時代錯誤も甚だしいと言われるだろうが
あれはあれで、満更悪い制度でもなかったようにも思われる。

自分のやりたい仕事を見つける為と言って数年間に20も職場を転々としていても
永久にやりたい仕事にめぐり合う事など出来ないのではないだろうか。
縁があってひとつの仕事に出会ったら、我慢してトコトンその仕事と付き合う努力。
仕事をした対価としてお金を得るのは、忍耐無くして出来る事ではないと思う。
「貴方の給料には我慢料も入っているんだよ」と息子達には言っている。

 個性の尊重と自由を求めて職を転々とするフリーターの存在は企業の思うつぼ。
若者には、先の人生をしっかり見据えた生き方をして欲しいと願うけれど
景気が回復して若者が希望を持って働く場所が確保されないとどうにもならないかな。

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