決勝戦に相応しい素晴らしい試合だった。
 第1セットこそヒューイットの一方的なゲームだったけれど
 サフィンが調子に乗ってきた2セツト目からは素晴らしいラリー有り
 ウルトラショット有りの好ゲームになった。
 要所でサフィンの素晴らしいサービスエースが決まり流れを引き寄せた。

 今大会の男女準決勝全てと女子決勝が第1セットを取った方が逆転負けしていたから
何となくサフィンが勝つような予感があったけれど、やっぱりその通りの結果になった。
簡単に1セットを取ると心理的に油断が生じるのだろうか。
実力が伯仲している場合は、少しの心の隙が勝敗に影響を及ぼすのかも知れない。
かつて伊達公子がグラフ相手に幸先良いスタートを切りながら逆転負けした事がある。
一対一で闘うスポーツではメンタル面が微妙に影響するような気がする。

 今日のサフィンは表情も引き締まり一味違っていた。
 大きな駄々っ子プレーヤーから成熟したプレーヤーに脱皮したマラト・サフィンの
 今後の活躍に注目したい。

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