優太ちゃんの奇跡

2004年10月30日
 新潟中越地震の崩落現場から救出された優太ちゃん。
どう考えても奇跡としか思えない。
どのようにして車の外の、あの空間に居たのか。
4日間も食べ物も無い暗い空間で、たった一人で、どうして耐える事が出来たのか。
数日間は気を失った状態で居たのかも知れないとも思うのだけれど・・・

 神が「君はまだ生きなくてはならないよ」とその手でそっと置いたのではないか。
そんな気さえして来る。
瀬戸内寂聴は「人には定命が与えられており定命が尽きるまで生きなければならない」
と言っているが、それでは真優ちゃんやお母さんの定命はこれまでだったというのか。
台風や地震などの災害で亡くなった他の方々も、定命が尽きたと言うなら、
そんな言い方はあまりにも悲し過ぎる。

 人は自分の人生を少しでもより良く、少しでも長く生きたいと願い努力し続ける。
それを定命だとか運命だとかの言葉で片付けるのは、やはり間違いではないだろうか。
出生と共に定命が決められているのなら、人間の一生はあまりにもつまらない。
日々の努力は無駄な抵抗という事か ? そんな筈はないと信じたい。

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