岡のコート。蒸し暑さはあるものの、風は秋を感じさせる程気持ちが良い。
岡のコートと言うだけに市街地より相当高い位置にあり、積雪が多く雪解けも遅い。
秋の訪れも早く、ナナカマドの緑の葉の中に赤い色もチラホラ見える。
夏の疲れが出てきたのか“なでしこジャパン”を応援して起きていたせいか疲労感を感じる。
テニスもミスが多くてスッキリしない一日だった。

スッキリしないもう一つの理由は、最近起きた少年が関係した事件で心が重いため。
少年が加害者になった北海道で起きた事件と家族の虐待で被害者になった千葉の事件。
そこに至るまでの辛かったであろう二人の少年の心を考えると悲しくなる。

 周囲からは仲が良くてじゃれ合いと見える日常の中で、鬱積していたであろう腹立たしさ。
相手の少年の母親を刺殺するという行為は決して許されるものではないけれど
卒業アルバムを見ているうちに、怒りが抑えきれなくなったという心理には同情を感じる。
相談する相手もいない、抵抗する事もできない内気な少年だったのだろう。

 実母と姉とその友人に虐待されて亡くなった14歳の少年も哀れだ。
女3人に全裸で浴槽に座らされ木刀などで殴打、熱湯をかけられた上に放置されショック死。
抵抗する気力も失せるほどに日常的に虐待され続けていたのだろう。
14歳の男子の体重が37.5kgというから、食事も十分ではなかったのだろう。

 被害者になった少年と加害者になった少年はどちらも社会的弱者だ。
私が子供の時代からこういう事件はあったのだろうか。
弱者の存在に気付かず、ぬくぬくと生きてきた自分が恥ずかしい。

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