先日手続きしてあった夫の厚生年金基金支払いに関する証書が届いた。
支払年金額が、退職後に厚生年金基金連合会から通知を受けていた額より少ない。
「間違える訳ないよな」と思いつつ同封の“受給者のしおり”を読んだ。
給付金額通知後、給付水準引き下げが二度行われているから当たり前の事だと分かった。

 新聞等で給付率引き下げが報道され知っているつもりでも、実際に
支払い予定として通知のあった支払額と決定金額にこれだけ差があるとムッとしてしまう。

 当初予定の74%の支払い。つまり26%カットという事になっている。
今回のは年金にプラスする年金基金でサラリーマン時代の9年間の分だから
たいした金額ではないからいいとしても、長い間支払った人にとっては影響は大きいだろう。
そして、この後「特別支給の厚生年金」として支給される年金額も
支給率引き下げで、少なくなっているのは当然の事だ。
こちらは最初から支給額の通知などなかったから、少なくなっていても
「こんなものか」と抵抗なく受け取ってしまうのかも知れない。

 現在は自営業で65歳からは国民年金支給がプラスされることになり
ホントにまったくややこしい。分かりにくい。一般市民には分かりません。

 年金が将来受け取る積み立てではなく、相互扶助だと分かっていても
なんか損をしたような感情を持ってしまう事例が周辺にも結構ある。
友人はサラリーマンの妻として任意加入の時期から「老後の為」と言って
一生懸命払い続け、一度も給付金を受け取らず50歳で亡くなった。
又、テニスの友人は教員として共働きを続け、当然相当金額の
年金保険料を支払い、この友人も50歳前に亡くなられてしまった。

 そしてある友人は60歳になるとすぐ年金受給の手続きをした。
「満額まで待っていて、その前に死んじゃったら損するじゃん。減額されてもいい」と。
確かに満額支給まで待っていて、その間に死んじゃう可能性もあるのだから
この友人の選択は正しいかも知れない。

 若い世代にしてみると「払うだけ払って将来本当にもらえるのか」と
疑問に思うのも当然なような気がする。
おまけに政治家だって払っていないんだもの、ますます信用できなくなる。
知識のある人ほど年金の将来に疑問を感じているんじゃないの?

 

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索