腹の立つコメント

2004年5月2日
 夕方あるTV局でイラクで人質になった郡山氏へのインタビューを行っていた。
彼は感謝の言葉は言うけれど、謝罪はしないと言い切った。
イラクの現状を伝えなければならないという信念に立った行動であり
謝罪しなければならない事は何もないから謝らないと言うが、そうだろうか。

 たとえ 今でも自分のした事は正しいと頑として信じていたとしても
多くの人達に多大な迷惑をかけたという点で、謝罪するのが当然ではないだろうか。
謝罪の後にイラクに対する日本政府の姿勢なり何なりに意見を述べるべきだろう。
郡山氏の態度は礼儀知らず以外の何物でもないと思う。

 拉致が分かった段階での家族の態度に不快感を持ったのも同じ点だった。
まず、謝罪ありき。それから解決に向けての協力をお願いするべきだろう。

『拉致したイラク人たちは友好的であり、殺される気はしなかった。
いずれ解放されるのに、何を皆で騒いで感謝だ謝罪だと言うの。
もし、最悪の場合殺されていたとしても本望だと思う。
自己責任というけれど、請求された費用は支払済みですよ。
準備が整ったら、またイラクへ行きますよ。』

 何が使命感ですか。考え方間違っていませんか。反省という言葉を知らないのですか。
外国のメディアが「自己責任を持ち出すのはおかしい」とか主張し始めたら
世論もすっかりトーンダウンしてしまったようですが、なぜ外国メディアを気にするのですか。
周囲の様子を伺いながら意見を言うほど、日本人は自主性がないのですか。

 楽しい一日を過ごした後だったのに、このインタビューを聞いて腹が立ってしまいました。

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