夕方、親しくしている高齢のご夫婦がいらっしゃった。
数日前、夫がぐらついているフェンスに気付いて補修してあげたら
そのお礼にと紅茶とアメリカの娘さんから送ってきたチョコレートを頂いた。

 乗ってきた車を見ると新しい車なのに、あちこち結構傷が付いている。
話を伺うと自分でぶつけた傷は一つも無くて、当て逃げされたものばかりだと言う。
一番多いのは病院の駐車場だとか。通院しているG病院の駐車場は狭いらしい。
あっちにゴツン、返すハンドルでこっちにゴツンとぶっつけて
そのまま行ってしまう車を目撃したこともあるとの事で唖然としてしまった。

 我家もこの冬の吹雪の日に当て逃げされて「ひどい奴がいるものだ」と怒り
しかし、そんな人は滅多に居るものではないと思っていたがそうでもないらしい。
走行中ぶつかってそのまま走り去る車を何度も見たことがあるとおっしゃる。

 そう言えば昨年の秋、長男も公民館の駐車場で当て逃げされて
修理代が10万円もかかったとプリプリ怒って電話を寄こしていた。
「そんな無責任な奴が居るなんて信じられないよ」と怒っていた。

 当てても可能な限り逃げてしまえなんて、情けない世の中になったものだ。
それなら万引きをしても泥棒をしても見つからなければ良いと言うのと同じ事だ。
子供がそんな事をしたら「許さないぞ ! !」という強い態度を取るべきだと言っても
その親もその上の長老も、そんな事をしているのだから教育なんか出来る訳が無い。

 道徳も倫理も死語になりつつある世の中。立て直す事はすでに不可能なのか ?

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