先日何気なく見たNHKアーカイブスの新日本探訪「東京紙飛行機ロマン」。
場所は武蔵野市の面積10万平方メートルの広大な原っぱ。
自作の紙飛行機を飛ばすと言う共通の楽しみを求めて集う人々の人間模様。

20代の青年は生まれつき心臓に重い病気を持ち、何歳まで生きられるか分からないと
宣告されて育ってきたと言う。
77歳の老紳士。10年前に奥様に先立たれ一人暮らしをしている元大学教授。
もう1人は設計事務所の経営者。年齢その他は残念ながら見逃した。
この三人の人生物語を中心に番組は進んでいく。

抜けるような青空に向かって無心にひたすら紙飛行機を飛ばす。
果てしない青空と広々とした原っぱ。ひとつの楽しみで繋がった人間の心。
数日後の今でも心から消えずに、より印象深くよみがえってくる。

最後に加賀美アナウンサーの「このお三人は皆様亡くなられました」と言う言葉が
心に痛く響いた。 13年前の映像だった。

「人はすべて死ぬべき存在だ」と改めて再認識した。

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