瀬戸内寂聴が書いた良寛
2003年11月24日 22日のETVスペシャル。瀬戸内寂聴の「あの世。この世」
10時から始まるのに、気がついたら10時35分になっていた。
最近うっかりして見損なう番組があって、歳を感じて情けない。
芥川賞作家の玄侑宗久氏との対談の途中から見た。
寂聴の小説「手毬」の最後、良寛の死に際の場面について。
ガタガタと寒がる良寛を貞心尼が肌のぬくもりで温める。
すると良寛の言った言葉は「死にたくない」
悟りを開いた筈の良寛の言葉に耳を疑って聞き返すと
やっぱり「死にたくない」。 良寛にして、この言葉。
自分を温かく包んでくれる周囲に対する未練の心。
このクライマックスは寂聴さん、納得の出来栄えらしい。
自分を愛してくれる温もりの中に留まっていたい。
良寛も人の子。その心情は十分分かるような気がしていた。
しかし、今日ぼんやりしながら思い起こしていたら
「温もりに包まれたまま死を迎えたい」ふと、そう思った。
「死に逝く者は幸せである。生きる事を止めて良いのだから」
若い頃何かの本で読んだ事があったのを思い出した。
(極端な言葉で反論が怖い ! 前後を忘れたので・・。
残された者の辛い心情を書いていたのかも知れない)
温かい愛に包まれているから、もっと生きていたいのか。
温かい愛に包まれて満ち足りた気持ちで死を迎えたいのか。
私なら、我が儘な後者を望みたい。
10時から始まるのに、気がついたら10時35分になっていた。
最近うっかりして見損なう番組があって、歳を感じて情けない。
芥川賞作家の玄侑宗久氏との対談の途中から見た。
寂聴の小説「手毬」の最後、良寛の死に際の場面について。
ガタガタと寒がる良寛を貞心尼が肌のぬくもりで温める。
すると良寛の言った言葉は「死にたくない」
悟りを開いた筈の良寛の言葉に耳を疑って聞き返すと
やっぱり「死にたくない」。 良寛にして、この言葉。
自分を温かく包んでくれる周囲に対する未練の心。
このクライマックスは寂聴さん、納得の出来栄えらしい。
自分を愛してくれる温もりの中に留まっていたい。
良寛も人の子。その心情は十分分かるような気がしていた。
しかし、今日ぼんやりしながら思い起こしていたら
「温もりに包まれたまま死を迎えたい」ふと、そう思った。
「死に逝く者は幸せである。生きる事を止めて良いのだから」
若い頃何かの本で読んだ事があったのを思い出した。
(極端な言葉で反論が怖い ! 前後を忘れたので・・。
残された者の辛い心情を書いていたのかも知れない)
温かい愛に包まれているから、もっと生きていたいのか。
温かい愛に包まれて満ち足りた気持ちで死を迎えたいのか。
私なら、我が儘な後者を望みたい。
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