朝起きて、いつもの様に朝食のテーブルに着く。
「オッ。機嫌悪くなさそう」と安心している夫の表情。
昼休みを利用して、いつもの様にテニスを楽しむ。
皆と冗談言って、笑い合って、ガッツポーズして。
体育館の屋根を打つ激しい雨の音にも負けない位の熱気。

 テニスをしているときは、心底楽しいですよ。
仕事の電話にも愛想良く応対しますから、機嫌良さそうですよ。
受話器を置いて振り向いて、怖い顔なんてできませんもの。
すべて元通り。でも、私の心にはわだかまりが残っている。
さぁ、昨日の事は水に流して「一丁上がり」とは中々いかない。
さそり座って執念深いかなぁ? って思ったりもする。

 根っこのところで、何か違いが有るような気がする。
元々他人だから、感覚が違うのは当然だし、
これで三十数年間結婚生活を送っているんだから
今更どうだ、こうだと言うのも変な話だとは思う。

 ただ、いつも二人同じ輪の中に居なければならない
ということは無いだろう。
輪から飛び出そうとすると、引きずり戻される。
引きずり戻されない所まで飛び出してしまおうか ?
これって、親の拘束から飛び出そうとする子供の心理かな ?
そう気がついて可笑しくなってしまった。

格好付ける訳ではないけれど、拘束されない
自由な時間の過ごし方・自由な心の世界が欲しいなぁ。

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