生活習慣病は妻の責任　?

2003年8月21日

悪い生活習慣が元になって起きる病気ですか。
という事は、妻にもかなりの責任があるということですか。

　夫が心筋梗塞を起こした時、知人に言われました。
「ご主人が心筋梗塞を起こすのは、妻の責任よ」
この言葉、グサッと胸に突き刺さり、大層傷つきました。
入院中、Nsに「美味しい物ばかり食べるからよ」と言われたと
夫に聞き、納得できない思いで帰宅しました。
病院から、私に対する食生活指導もなされました。

　でも、夫は悪い生活習慣は皆無と言っていいほどです。
食習慣・・肉より魚。野菜、果物。規則正しく間食なし。
運動・・・・テニス・スキー・その他いろいろ
休養・・・・早寝早起き　(10時就寝。5時起床)
喫煙・・・・なし
飲酒・・・・なし
血圧も110台で低め安定。
強いてリスクファクターを挙げれば、性格A型人間。
私は料理が好きですし、栄養に関する知識もそこそこあり、
食生活には十分気を配っているつもりだったのに・・。

こんな気持ちを救って下さったのは、執刀医の先生でした。
夫のアキレス腱が少々太めなのと、私の細めの体型を見て
「家族性(遺伝)の高コレステロール血症」でしょうとおっしゃった。
しかも、総コレステロールは基準値を少し上回る程度で
HDLコレステロール(善玉)が低いタイプだと分かりました。
定期的に献血していたのですが、その際の血液検査では
チェックできない位の、総コレステロールちょっと高め。
この、ちょっと高めというのがクセモノなんですね。

成人病は悪い生活習慣が原因と、一絡げで言わないで下さい。
遺伝性で、防ぎきれない場合もあるんです。
確かに、しかるべき説明には「何々は除く」と書いてありますが
そこまで、配慮して話をする人はいないようです。

　前出の知人は「もんたの番組」を見て勉強しているらしく
「病気を防ぐ食事をさせているんだから、主人が
ガンになんかなったら、許さないわ」と仰っています。
ご主人は「あれもこれもと言われても、食べきれない」と。