杉山愛ちゃん。全仏テニス ダブルス優勝おめでとう。
絶好調で、最後まで笑顔を絶やさず素晴らしかった。
なかなか勝てなかった時期の、母子の葛藤をTVで見て
いたので努力が報われて本当に良かったと思う。

 セレナ・ウィリアムズがエナン アンデンヌとの準決勝の後
涙の会見だったと聞き、可哀相な気がした。
負けたからではなく、孤独の中での試合が辛かったと言う。
確かにそうだった。判官びいきの雰囲気が強かった。
私はエナンを応援していた事もあり、「セレナはそれに左右
されるほど柔な選手ではない」と思っていた。
でも、やっぱり辛い気持ちでのプレーだったんだね。

 1999年女子シングルス決勝 グラフVSヒンギス。
あの試合の18歳の可哀相な少女・ヒンギスを思い出した。
ほぼ手中にしたかに思われた優勝者の栄光はするりと逃げた。
判定に対するクレームで、ヒンギスに対するブーイングの嵐。
グラフへの応援一色になってしまった観衆の圧力に負けて。

 コートで一人、孤独と闘いつつプレイしているのが
18歳の我が子だと、立場を置き換えて考えてみて欲しい。
クレームをつけただけで、ラケットを一度叩きつけただけで
殆どの観衆がヒンギスに愛情を持てなくなるなんて・・・。
場違いと思えるWAVEと「シュテフィ・チャチャチャ」の
歓声に、悪乗りしてWAVEに加わり、両手を挙げて
はしゃいでいるグラフが、その時から嫌いになった。

 解説の沢松奈生子さんは声を詰らせ、遠藤愛さんは
「18歳の少女に対しては厳しすぎる反応」と話していた。
日本の女性の心優しさに救われる思いがした。
あの日のローランギャロスの観衆は思いやりに欠けていた。

 セレナに対しても同じような観衆の態度だったね。
強すぎるチャンピオンの宿命とは言え、可哀相だった。

 少し熱く語り過ぎてしまったかな〜。
cleverなプレイをするヒンギスの大ファンだったからね〜。

             優勝者

男子シングルス ファンカルロス・フェレロ
女子シングルス ジュスティーヌ・エナン アルデンヌ
男子ダブルス   ボブ・ブライアン。 マイク・ブライアン
女子ダブルス   杉山 愛。 キム・クライシュテルス
混合ダブルス   リサ・レイモンド。 マイク・ブライアン

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